こんにちは、ピンキーです。
今回は私がアレルギー表示の基本についてお話します。
私はエビアレルギーがあるので、食品を買うときはいつもラベルをチェックしています。
でも、最初はとても迷いました。
「どこにアレルゲンの情報が書いてあるの?」「“一部に〇〇を含む”とはどういう意味なの?」
ラベルを見るたびに不安になって、買い物が少し怖かったんです。

そんな私でも、少しずつ読み方を覚えて、今では“ラベル博士”と同じぐらい詳しくなりました!
この記事では、アレルギーを持っている方やご家族が、安心して食品を選べるようになるための基本を、わかりやすくご紹介します。
- 食品ラベルのどこを見ればいいか
- 覚えておきたいアレルゲンの表示ルール
- コンタミ表示など、注意すべき表記
ラベルのどこを見ればいいの?
アレルギーを持っている人がラベルで確認すべき場所は、主に「原材料名」と「アレルゲン表示欄」です。
最近の食品パッケージには、次のような表記がよく見られます。
(一部にえび・小麦・ 卵・乳成分 を含む)
これは「一括表示」と呼ばれ、商品に含まれているアレルゲンをまとめて記載しているものです。
表示方法は2種類あります
- 個別表示:原材料の中にそれぞれ明記されている
例:全粒粉(小麦を含む)、卵、牛乳 - 一括表示:原材料の後や別の欄にまとめて記載
例:(一部に小麦・卵・乳成分を含む)
※「アレルゲン表示欄」として、別の欄が設けてある場合もあります。
- 原材料表示の「最後の行」に注目
- 「一部に〇〇を含む」や「アレルゲン表示欄」を探す
- アレルギーがある人は、その項目が含まれていないか必ず確認!
表示義務の特定原材料(8品目)
アレルゲン表示には、まず覚えておきたい「基本の8つ」があります。
これは「特定原材料」と呼ばれ、発症件数が多く、重症化しやすいため、法律で表示が義務付けられています。
2025年5月時点で義務表示が必要な8品目はこちら
- えび
- かに
- くるみ
- 小麦
- そば
- 卵
- 乳
- 落花生(ピーナッツ)
ピンキーの語呂合わせで覚えよう!
「8つも覚えきれないよ〜」という方も大丈夫!
ピンキーはこんな風に覚えました♪



たまご・にゅうこ・えびかに・くるらくそば!
- たまご → 卵
- にゅうこ → 乳・小麦
- えびかに → えび・かに
- くるらくそば → くるみ・落花生・そば
表示推奨の20品目(特定原材料に準ずるもの)
これらは「特定原材料に準ずるもの」と呼ばれ、義務ではないけれど、アレルギーの報告があるため、表示が推奨されています。
どうして義務じゃないの?
この20品目もアレルギーを引き起こす可能性はあるのですが、
- 重症化のリスクが8品目ほど高くない
- 症状の出方が人によって異なる
- 食品の種類や使用頻度によってリスクが異なる
などの理由から、「全ての食品に必ず表示しなければならない」とまではされていません。
ただし、多くの企業が自主的に表示してくれているため、アレルギーがある方にとっては、とても重要な情報源になります。
20品目のリスト(2025年5月時点)
- アーモンド
- あわび
- いか
- いくら
- オレンジ
- カシューナッツ
- キウイフルーツ
- 牛肉
- ごま
- さけ
- さば
- 大豆
- 鶏肉
- バナナ
- 豚肉
- マカダミアナッツ
- もも
- やまいも
- りんご
- ゼラチン
- 「(一部に〇〇を含む)」の中に記載されていることが多い
- 原材料名に含まれていることもある
- 表示がなくても“アレルゲン不使用”とは限らない点に注意!
コンタミ表示ってなに?
食品によっては、こんな注意書きを見かけることがあります。
本品製造工場では、えび・卵・乳成分を含む製品を製造しています。
これは「コンタミネーション(略してコンタミ)」と呼ばれます。
製造中に別のアレルゲンがごく微量に混入してしまう可能性を、あらかじめ知らせてくれるものなんです。
製造中に“まざるかも”を教えてくれる表示
たとえば・・
同じ工場で「えびせんべい」と「じゃがいもせんべい」を作っていたら?



じゃがいもせんべいにも、えびの成分が少しだけ混ざってしまう可能性がある…ということです。
よく見かける表示の例
- 「同じ製造ラインで〇〇を使用しています」
- 「本製品は〇〇を含む設備で製造しています」
- 「本工場では〇〇を含む製品も製造しています」
「〇〇が入ってるかもしれません」「含まれる可能性があります」みたいなあいまいな表現は、実はルールで使っちゃいけないことになってるんです。
だから、企業さんは実際の製造状況に基づいて、事実として書ける範囲で丁寧に表示してくれているんですね。
ピンキーのアドバイス



私はエビに強く反応してしまうので、原材料欄と一緒にコンタミ表示も必ずチェックしています。
「入っていないから大丈夫」ではなく、「この工場では何を作っているか?」を見ることも習慣にしています。
アレルギー食品選びで大切なこと|ピンキーのまとめとメッセージ
アレルギーがあると、食品を選ぶときに、ちょっと気をつけることが増えますよね。
でも、ラベルの見方がわかってくると、だんだん不安が小さくなって、安心して選べる食品が増えていきます。
私も最初は戸惑ってばかりでしたが、少しずつ覚えていくうちに、安心して買い物ができるようになりました。
最初はむずかしく感じるかもしれません。
でも、「これだけは見ておこう」と思えるところからひとつずつ覚えていって、そうやって「気づいて選べること」は、自分や家族を守ることにつながります。
『食品選びナビ』では、これからもラベルの読み方や、安全な食品の選び方をわかりやすくお届けしていきますね。
これからもいっしょに、やさしく学んでいきましょう♪