原材料名の見方を3ステップで解説|ラベル博士と学ぶ食品表示入門

「このお菓子、何が入っているの?」――そんな疑問を抱いた経験はありませんか?

原材料名は、その食品にどんな材料が使われているかを伝えてくれる“中身のリスト”。ここを読み解ければ、食品選びはグッとラクになります。

この記事では、たった3つのステップで「原材料名」の見方をやさしく解説。食品表示の第一歩として、毎日の買い物に役立ててくださいね。

ラベル博士

原材料名は、食品表示の入り口。3つのステップでコツをつかめば、買い物がもっと楽しくなりますぞ!

目次

STEP 1|原材料名の順番の意味とは?最初に注目すべきポイント

  • 配合量の多い順に並ぶのがルール
    原材料名は、重さの割合が多い順に表示されます。一番左にあるのが“主役”の材料。まずはここをチェック。
  • 砂糖や油脂が上位にあるときは?
    甘さやカロリーが高めかも? 添加物(ソルビトール、ショートニングなど)が上位なら、風味づけや食感の調整に注目。
ラベル博士

“◯◯風味”と書かれていても、意外とその材料が少ないこともありますぞ。順番を見れば、その“風味”の正体が見えてきますな!

STEP 2|スラッシュやカッコの意味をやさしく解説

  • 表示スタイルを知っておこう
    現在は“/”(スラッシュ)で主原料と添加物を区切る表示が主流(消食表第139号)。
    丸カッコ( )は用途名+物質名(例:酸化防止剤(ビタミンC))の形で使われます。
目的表示例
保存性を高めるソルビン酸K、亜硝酸Na
色をきれいにするカラメル色素、ベニコウジ色素
うま味や甘味をつける調味料(アミノ酸等)、アセスルファムK
  • “無添加”と書いてあっても安心?
    一部の添加物だけを指していることも。何が使われていないのか、ラベル全体を見て確認しましょう。
ラベル博士

添加物は“使い方”と“目的”が大事。正しく知れば、不安が安心に変わりますぞ!

STEP 3|アレルゲン表示の基本 必須8品目と推奨20品目の見分け方

  • 必須表示8品目(2025年4月から完全義務化)
    えび、かに、くるみ、小麦、そば、卵、乳成分、落花生
  • 推奨表示20品目
    アーモンド、あわび、いか、いくら、オレンジ、カシューナッツ、キウイ、牛肉、ごま、さけ、さば、大豆、鶏肉、バナナ、豚肉、まつたけ、もも、やまいも、りんご、ゼラチン
  • 表示の仕方
    ・個別表示:原材料中にそのまま記載
    ・一括表示:末尾に「一部に○○・○○を含む」と記載
  • “同じ製造ライン”表示にも注目
    「本品製造ラインでは○○を含む製品を製造しています」などの注意書きにも気をつけて。
ピンキー

エビアレルギーの私にとって、原材料名とアレルゲン表示は命綱。いつも忘れずにチェックしています♪

原材料名の読み方3ステップまとめ|今日から使えるチェック法

  • 順番を見ると、主な材料が分かる
  • スラッシュやカッコで添加物を見分ける
  • アレルゲン表示は8品目+20品目をチェック

この3ステップを意識すれば、原材料名はもう怖くありません。次に食品を手に取ったとき、きっと「なるほど」と感じられるはずです。

※本記事は2025年5月12日時点の食品表示基準(令和7年3月改正/令和8年施行予定)に基づいて作成しています。

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