「なんとなくカロリーが低そうだから」「“ヘルシー”って書いてあるから」そんな理由で食品を選んでいませんか?
ダイエット中こそ大切なのは、“自分の目的に合った食品”を見分ける力。そんなとき助けになるのが、栄養成分表示です。

わたし、ついパッケージの雰囲気で“ヘルシーそう”って選んじゃうのよね…



成分表示を見れば、本当に自分に合っているかがわかりますよ。
今回は、栄養成分表示の基本の見方と、ダイエット中の目的別のチェックポイントを一緒に学んでいきましょう!
栄養成分表示って、どこを見るの?
まず、基本となる5つの項目をチェックしましょう。
表示項目 | チェックのポイント |
---|---|
エネルギー(kcal) | 摂りすぎに注意。間食は200kcal以内が目安。 |
たんぱく質(g) | 筋肉・代謝アップに◎。意識して摂りたい栄養素。 |
脂質(g) | 摂りすぎはNG。ダイエット中は特に要チェック。 |
炭水化物(g) | 糖質と食物繊維に分かれているとベター。 |
食塩相当量(g) | 1日6g未満が目標(厚労省推奨)。むくみ対策にも。 |



100gあたり”と“1個あたり”の違いにも注意を。食品によって基準が違いますからね。
ダイエット中の「目的別」チェックポイント
自分のダイエットタイプに合わせて、見るべきポイントが変わります。
糖質を抑えたい人(糖質制限タイプ)
- 糖質量が表示されているか確認
- 表示がなければ「炭水化物」から「食物繊維」を引いて計算



“糖質オフ”って書いてあっても、脂質が高いこともあるから油断できないのよね…
筋トレ・ボディメイク中の人
- たんぱく質がしっかり入っているか
- PFCバランスを意識(脂質・炭水化物との比率)
脂質を抑えたい人(カロリー制限タイプ)
- 脂質のg数とカロリーに注目
- 「揚げ」や「クリーム系」は脂質が高い傾向
お腹の調子を整えたい人
- 食物繊維がしっかり含まれているか
- 発酵食品やオートミールなども◎
実践!どっちを選ぶ? 成分比較でチェック
商品 | エネルギー | たんぱく質 | 脂質 | 炭水化物(糖質) | 食物繊維 | コメント |
---|---|---|---|---|---|---|
無糖ヨーグルト(プレーン) | 62kcal | 5g | 3g | 4g | 0g | 糖質控えめでたんぱく質がしっかり |
フルーツヨーグルト(加糖) | 105kcal | 3g | 2g | 16g | 0g | 糖質が約4倍、たんぱく質は少なめ |



ヨーグルトって、どれもヘルシーだと思ってたのに…!
フルーツ入りってだけで安心してたけど、糖質はけっこう多いのね
ヨーグルトの中でも、加糖タイプは意外と糖質が多め。
健康的に見える食品ほど、成分表示でしっかり確認することが大切です。
ラベルを見れば、自分に合った食品が選べる
食品を選ぶときは、「なんとなくヘルシーそうだから」ではなく、自分の目的に合っているかどうかを意識してみるのがおすすめです。
栄養成分表示は、すべてを細かく理解しようとしなくても大丈夫です。数字を“ざっくり”見るだけでも、だんだんと自分に合う食品を見極める力がついてきます。
大切なのは、完璧を目指さず、自分のペースで続けていくこと。
無理なく、気負わずに、コツコツと続けられる食事選びを心がけていきましょう。



成分表示は、あなたのダイエットの“味方”になりますよ。